17歳の女子高生。幼い頃に母親を亡くし、父親の単身赴任を機に、再婚した継母と日本に残ることを選んだ優子。
家族の形を変えながら、過ごしてきた優子には、3人の父親と2人の母親がいる。今は父親と二人暮らし。もちろん血は、繋がっていない。
とても複雑な家族関係で、さぞかし苦労もあったのだろうと思って読み始めるのだが、初っ端からその期待を大きく外してくる。そう、優子は全くもって、不幸ではないのだ。
とても優しい物語。2019年の本屋大賞です。
家族ってなんだろう。親って何だろう。子って何だろう。
家族の形に拘らなくても、別に全然いいんじゃんって思える、そんな小説です。
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