こんにちは、なつです。
突然ですが、私はジブリの風の谷のナウシカが大好き。映画はもちろんですが、やっぱり漫画派の私。先日新宿の紀伊國屋書店のTwitterで、こんな投稿を見かけました。
これはナウシカ好きを名乗るためには、読まなきゃだめでしょ、、！と思い、新宿へ！めちゃくちゃ面白くて、またこの『ナウシカ考』で紹介されていた本も読みたくなって、ナウシカについて3ヶ月の勉強期間を設けました！
ナウシカの元になったお話
ナウシカのネーミングの由来は、ギリシア叙事詩『オデュッセイア』に登場する王女の「ナウシカアー」ということと、着想を得たのは『虫めづる姫君』であるということ。そしてナウシカの前身は『シュナの旅』というのは割と有名なお話かと思います。
でも、シュナの旅にも、インスピレーションを受けたお話があったことは知らなかった！そして購入！まさかのチベット民話。宮崎駿の守備範囲広すぎない？怖い。。
この絵本は本当に素晴らしかった。綺麗なお話。国を守るために行動できるって本当にかっこいいし大好き。シュナもそうだし、ナウシカもそうだよね。
漫画と映画のナウシカ
映画版のナウシカは、漫画で言うと1−2巻を、わかりやすく2時間にまとめました！という感じの物語。ナウシカの世界観をまるで出せていない、、！って漫画が好きな人には言われがちだと思うけど、私は映画から入ったので、映画版も大好き。でも、漫画を読むと本当に考えさせられることが多く、本当に、、気持ち悪くなる。笑
映画しか読んだことない人には、是非漫画も読んでもらいたいな。
私は父親がジブリ好きだったので、ナウシカの漫画も父のものを幼い頃にこっそり読んでいました。よくわかんないなーと思いながらも、ナウシカのかっこよさにまた憧れもしていました。
もう一度ちゃんと読みたいと思って社会人になってから全巻セットを買ったのですが、やはりこれは大人が読む漫画ですね。自然と人間と世界について考えさせざるを得ない、科学と哲学と民俗学と文化人類学を学びたくなる、そんな物語。3500円は破格の安さだと思う。心からお薦めしたい。
ナウシカの好きなところ
ナウシカを好きな理由はたくさんあって、私の憧れの女性はぶっちぎりのダントツでナウシカ。
まずは人やモノに対峙する姿勢の真っ直ぐさ。
ナウシカは全ての味方。慕ってくれる子どもたちには強さと優しさで。城爺たちには愛情と信頼で。相手国には敵意と興味で。そして自然には尊敬と好奇心で。全てのものに対して真っ直ぐに向き合っていること。その向き合い方は相手によってそれぞれだけれど、それがナウシカたらしめている気がして。そう言うところが一番大好き。
そして、問題が起きていることに対して、その起きている背景をふかぼって、解決するための方法を探し続ける探究心と、諦めない心。
なんで腐海が瘴気を放出するようになっちゃったのかなんて、わかんないでしょ。。その現実を目の前にして、この世界でどう生き延びればよいかのヒントを探しに旅に出たユパ様。そしてユパ様とはまた違う方法で現実に向き合ったのがナウシカ。それが、腐海を研究するという方法。根本を叩きに行く、と言う姿勢がまさにすごい。こうなってしまったものはしょうがないと諦めないで、今起きている現実を見つめる、と言うことの大切さに気付かされます。
そして何よりも、国や世界を守りたい、生きることを諦めたくないという、強い信念。
ナウシカは旅を続けて、なぜ腐海ができたのかの原因に極限まで近づきます。それはまさに絶望と呼ぶにふさわしい背景があった。それでもナウシカは流れに身を任せるのではなく、逆らってでも人間らしく生きていくことを選びます。諦めた方が楽なことはたくさんあるのに、それでも信念を持って生きようとする姿が本当にかっこいい。
ナウシカを読み解くのを助けてくれる本
今回は、たくさんの文献に触れました。上で紹介しているもの以外にも良本がたくさんあったので、それも紹介します。
映画ナウシカに対しての理解が深まる本。あの漫画をアニメにする際の葛藤や、それに携わったさまざまな人がその役割と仕事について答えてくださっています。
ナウシカ解読は、新装版も出ているのですが、新装版には宮崎駿へのインタビューが載っていないとのことで、昔の方を買いました。
このインタビューが本当に良かったです。「悲しみより友愛を」。友愛とは、自分達がいかに卑小な存在であるかと言うことを自覚すること。。
今までにあげた本の中のどれかの中で引用されていた本だったのですが、、引用元不明です。ナウシカというより、宮崎駿の考え方というか、戦争に対する考え方を垣間見れるような本でした。
ナウシカに憧れて。
読むたびに学びのあるナウシカ。2020年6月に「一生に一度は、映画館でジブリを。」のイベントに機会に、映画館でナウシカを観ました。やっぱり映画館で見るナウシカは格別でした。没頭できました。
でもやっぱり好きなのは漫画の方なので、ナウシカをまた全巻読み返そうと思います。
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