実践ポジティブ心理学 幸せのサイエンス 前野隆司

読書スケッチノート

未病の人たちが、幸せになるための手助けをするための学問が「ポジティブ心理学」だ。1998年に、アメリカ心理学会の会長であったマーティン・セリグマン氏がその考え方を提唱して以来、「ポジティブ心理学」は海外の学会でも大きな話題を呼び、ハーバード大学などでの講義でも人気になっているという。昨今、話題の「マインドフルネス」や「レジリエンス」も「ポジティブ心理学」のひとつの概念である。本書では、ポジティブ心理学の最前線を紹介するとともに、著者の「幸福学の研究」をベースに、どのように日々の生活に役立てていけばよいかを明らかにする。本文中には「幸福度テスト」が紹介されていて、幸福度がわかる。内容例は、 ◎性格の良さと幸せは比例する ◎幸せな人は生産性が高く長生き ◎何歳のときに幸福度は上がるのか? ◎実践のためのハッピーエクササイズ ◎上を向いて歩くと幸せになれる? 等々。読むだけでポジティブに元気に幸せになれる一冊だ。

Amazonより

今月の勉強のテーマは、ウェルビーイング。動画を見たり関連する本を読んだりする中で、検索に引っかかったこの1冊。前野先生は以前セミナーでお話を聞いたことがあり、大変面白い研究をされていたので、一度じっくり読んでみようと手に取りました。

これは、本当に素晴らしい本ですね。

よく巷で言われている「こんな行動したら幸せを感じられる」「幸せに近づく」的な話のあらゆる根拠がここにあり。と言う感じ。さすが工学部出身だからなのか、データによる裏付けがされており、「幸せ」と言う大分ニュアンス的な領域なのに、ちゃんと科学になっていて、おーこれは納得感ある、、と感じざるを得ない1冊でした。

実践、と言うだけあって、この「幸せの4つの因子」をどのように使っていくか、まで言及をされており、インプットして終わりにならないのも、この本の素晴らしいところです。

個人的にはこの「5.ハッピーエクササイズ」のうちの一つである「ありがとう日記」は、私もここ3ヶ月間実践中。とはいえ、、毎日1行で1つしか書いていなかったので、もうちょっと時間をとって3つ考えてみようと思いました。ちょうど8月も終わるので、9月から始めよう!(8月はもうフレーム作っちゃってるから、、)

また、「幸せになる」って「不幸を取り除くからスタート」と言うのも、当たり前なんだけど印象的でした。不幸じゃない状態は、別に幸せとはいえないけれど、不安や不満でいっぱいになっていたら、そもそも幸せにつながる行動をしようにも、出来なかったりしますよね。

今の自分がどの程度幸せなのかを測るワークも載っているので、自分の幸せ度が気になる方にもおすすめ。そして、幸せになりたい方、また職場やサークルや学校などの所属している組織で、もっとみんなが幸せを感じられるようにしたい!と思っている方にも、是非ご一読いただきたいです!

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